《自然に学ぶ・8節句④》

2018年2月9日

節分が終わりますと、通常の静かな生活に戻ってきます。

木々の芽が膨らむ頃から、商戦たけなわ「ひな祭り」が始まります。
「桃の節句」の桃の木は、中国では悪魔を打ち払う神聖な木と言われている
と聞きました。

このころには、籾を塩水に浸けだして稲の準備を始めます。
雪もとけて菜の花が咲くころには「春の彼岸」になります。

朝夕の温度も少しずつ上がり、自然界の幕開け。一斉に木々からは
新芽が吹き出して、私たちも自然とともに歩むことになるのです。

新入生、花祭り、桜、八十八夜、端午の節句~と季節感あふれる生活に
「節目としての節句」で日本人は過ごしてきたのです。

こうした「節句」(節供)を大事にしたいと思います。