《自然に学ぶ・45静寂と風情》

2018年9月3日

コンクリートの中での生活から、今日からは緑の木々に囲まれた
自然環境の中での生活です。

午前中に銀座中央通りをタクシーで抜けました。10時で銀座中央通り
は人でいっぱいです。観光客がその大半を占めているようです。

日本人の自然観は「わび、さび」をもとに「風流風情」が基礎にあります。
雑草を刈り終わった時の雑草のにおい、籾ガラを燻炭にしている時のにおい、
落ち葉を集めて焼きあげる時のにおい。
虫の音を聞くことも、
木々が風に吹かれて鳴る音も、紅葉した葉の落ちる情景などに感激するDNAを
もっているのです。
そこには『静寂さ』が基礎にあるのです。

都会には華やかさがあっても、日本のこうした自然環境が見あたりません。
両耳レシーバーをして歩いている人、スマホを片手に目がはなせない人、
歩きながら馬鹿騒ぎをしている人など、これからの日本人がどの様になって
いくのか心配でもあります。