《自然に学ぶ・52贈り物》

2018年10月19日

今日で自然環境の中にある本山ともしばしお別れです。
3人の農業担当者は夜遅くまで仕事に忙しく動き回っています。

橛掛け稲の返しが済むと、脱穀、予約が入っている新米の梱包・発送作業
で追われます。と同時に橛の抜き取り、片付け作業もして倉庫にきちんと
整頓して来年に備えます。杭だけで500本以上あり3本一組に縛って納めます。

私がいるとすべてが終わった田んぼにトラックターを入れて、来年用に土起こし
をしておきます。太陽光、雪、雨、風の自然の恵みを田の土にも与えるためです。
「土の裏返し」作業ともいいます。その上で感謝の肥料を護摩灰と共に撒くのです。

やることをしておけば、自然の同化作用がはたらくので土も元気になります。
耕運時はトラックターのエンジン音で消されますが、般若心経と光明真言をよく
唱えております。

農業生産は自然界からの贈り物といつも考えています。