『ちょっと休憩中·453ご縁一語』

2021年3月22日

四国遍路から帰ってくると第一番に訪れてくる某企業の会長がいます。

私がもつ「半年間のしがらみも取れて」の判断能力は、護摩以上のものが遍路行から帰った最初の日が一番強いと言って、春秋遍路から帰って来た次の日に2時間の相談が40年間も続いています。

「罪障消滅」の遍路行と「先祖彼岸法要」をも兼ねての「四国遍路」ですが、確かにこころも身体も軽くなっているのが不思議です。私の場合、若い頃より「罪障消滅」と「先祖供養」を考えていましたので「ご縁」だけがありませんでした。このご縁を頂けたのがある方のお話しからでした。

「春のお四国遍路に行って来ます!」「私も行きたいのですが?」

「先生も行くの?ご一緒しましょう!」

たったの一言で初めて参加させて頂いたのが27歳でした。

かれこれ50年になります。身体が続く限り「お遍路」を続けますが、これも「ご縁」の一語につきます。

「ご縁を生かす!」とても大切な事だと思うのです。