2020年8月15日
お盆の行事は、わが国に古くからあった七月の「祖霊まつり(魂まつり)」と仏教の盂蘭盆経と中国の「中元の思想」等が混然一体となって、現在のような我が国独特の国民的宗教行事となっています。
お施餓鬼は、飢えと渇きで苦しむ冥界の餓鬼さんたちはもちろん、諸鬼神等にも飲食(おんじき)を施し、また法施も行って、少しでもその苦を和らげようとする布施行であり、自分もまたそれによって、目に見えない大きな功徳を積ませていただこうとするものです。
「盂蘭盆経」は、このお盆の期間に読んで目蓮尊者の亡母救済の故事とも関連があり、その功徳をまた、今は亡き七世の父母·六親眷属までにも回向しようとの意図があります。
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