『本日の一言·321良寛さん』

2020年11月13日

「うらを見せ 表を見せて 散るもみじ」

この句は良寛さんが亡くなる直前、弟子の貞心尼に書き渡した俳句です。

良寛さんが晩年にたどり着いた悟りの境地そのものを表したものといわれる。

もみじ一枚一枚の葉は己の生命を使い切って樹木のために生きて、大地に戻っていく。しかし自分は衆生のために何ができただろうか。

ふと落ち葉を見ながらの良寛さんのことを思い出しました。

日々全身全霊をかけての護摩行も本当に皆さんの役にたっているのだろうか、

良寛さんの言葉に反省と原点に戻ることを誓うのです。