『本日の一言·651文字』

2021年10月15日

手で書いた字にはその人が映っている。

しゃべる言葉を聞くとその人がわかる。

ペンで書くよりも毛筆で書いた方が、その人の心持ちが出てくる。

ペンでは自由にならないこわばりが出る。その人の自由なところ、その心の動きかたが、ペンではよく出ない。

それには筆がいい、筆も硬い筆よりも柔らかい筆がいい、筆は我らの延長である、体の延長、心の延長である。

「人の心が表れる」尊敬する鈴木大拙師のことばであります。

25才の時より筆で書くことを覚えたのです。