『本日の一言·72魔』

2020年3月3日

「魔」とは、仏教では欲界を支配する魔王のことで、人のこころを

惑わしめ修行の妨げになるものと言われます。

こころをを惑わしめて起こす事件のことを「あれは魔が差した」とも

言います。

真面目で信頼できる人物と思われていた人が、万引きや横領、痴漢などで

捕まったなどという話が後を絶ちません。

たった一度の過ちで自分が培ってきた世界をすべて失ってしまうのです。

「魔が差した」「つい出来心で」でという言い訳にはいかないのです。

今まで積んできた善行(善根)も全て台無しになってしまいます。

こころを迷わす「魔」はいっでも忍びよってきます。

「魔」を寄せ付けない「こころ」を持っていないと大切なものを失なう

ことになります。