2020年9月27日
東洋医学の五臓色体表では、
秋の主気は「燥」、乾燥のことで、夏の疲れが残って、胃腸の不調があり
元気が出ない人を「燥邪」といいます。
燥邪は呼吸と共に「肺」に侵入し、津液(しんえき·体液)を損傷させ、空咳、鼻の渇き、口や喉の渇き、肌の乾燥、髪のパサつき、便秘などの症状を起こさせます。
燥邪は、発熱を伴うことが多いので「温燥」(初秋)、寒気を伴うことが多いので「涼燥」(晩秋)とに分けられています。
「燥邪」対策は、肺や身体を潤す作用のある食物をとること。「旬の物」を食べることが薬になります。
柿、銀杏、落花生、梨、などは肺を潤し、咳を止め、皮膚をしっとりさせる作用があります。身体を潤す作用には、くるみ、ゴマ、はちみつ、豆腐、豚肉、ほうれん草、里芋などがあります。
秋の「旬の物」を食べることが「食養生」になるのです。
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