《人に学ぶ・５》

2017年9月13日

私の尊敬している一人に、高野山真言宗傳燈大阿闍梨のどんぐり和尚こと
大栗道榮師がいます。
人間の「脳」について書かれています。
『左脳と右脳がどんな特徴を持っているかを知っている人は意外に少ない。
左脳はことばを持っている。だから、自分の考えたことを他人に伝えること
ができる。ところが、残念なことに、この左の脳は、物事を見るのに大変
視野が狭いことである。また、とても「せっかち」で、しかも細かい。
この左の脳は、言葉を持っているために、いささか理屈ぽいので困る。
理屈ぽいと、ともすれば感情に走りやすくなる。そこで、つい言わなくても
いいことを言ってしまって、舌禍事件を起こすようなことにもなりかねないのである。』

つづく

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