《人に学ぶ・48風》

2018年5月7日

音を響かせるのは風であり、風は生命の姿を
私たちに伝えてくれる天空からの使者である。

吐いて吸うという息の繰り返しも生命の働きなのだ。

かすかな息を吐く気配にさえ、風が動いて響きとなり、
これを名づけて声というのだ。
              (空海・秘蔵宝鑰)

空海の言葉の中でも好きな一説です。
これからの農作業の一時、自然の中で吐く息、吸う息に
注意を払っているのです。