《人に学ぶ・50嫉妬》

2018年5月9日

* 嫉妬という心は、他人と自分をたて分けることから生じるものである。
もし、他人と自分という対立を離れることができれば、そこに一体感が
生まれる。
一体だと感ずれば平等となる。平等だということがわかれば、相手をうらやんだり
妬んだりする気持ちはなくなるものだ。
嫉妬の思いから離れることができれば、どんな人の善い行いにも喜んで称賛すること
ができるのである。
              (空海・金剛般若波羅密経開題)

*自分と他人を比べ、相手をうらやましく思ったり、妬ましく感じることは
誰にでもあります。
「いじめ」の根底には、この他人への「嫉妬心」が大きく作用していると感じます。
「自分の弱さ」の裏返しと思います。