《人に学ぶ・59人生》

2018年5月18日

*道を学んで、利を謀らず
      (空海・遍照発揮性霊集)

あれも欲しいこれも欲しいと目先の利益を追いかける人生に、何の意味もない。
勉強は、そして学問は、ゆくゆくは世の中の役に立っていく自分になるために、
そして自らの人生を学ぶために、深めていくものである。

人生に悩んでいる人が多い。
目先の目標がない、希望がない、夢がないと。
食べ物にしても、仕事にしても、パソコンさえあれば解決できる時代。

もっと日本人は勉強をしていた。わからないから知恵を出し合って考えあっていた。
「わからないことはスマホで!パソコンでしらべたら!」

こうした簡単便利は、次第に「道」がなくなることになる。
使わなければ衰えてくることがわかっているのに。