《祈りに学ぶ・11こころに》

2018年3月11日

『人の相知る必ずしも対面して久しく話るに在らず
            意通ずれば即ち傾蓋の遇なり』
                       性霊集
*ある人の本心を知るには、必ずしも直接会って長く語らなくてもよい。
肝心なのは、ただお互いの心が通じあうことだけだ。そうすれば、一見
しただけでも旧知のように親しくなれる。

私の好きな言葉です。
時間をかけ言葉を尽くしてもこころに写らない人がいます。
また頭で理解できてもこころに響かない言葉もあります。

何年もお付き合いしているとこうしたことが理解できるのです。
こころが通じるとは同じものを目指して、価値観を共有している
ことにほかなりません。

仕事柄いろいろな方にお会いします。
しかし、なぜか安らかでない人もいます。
耳に聞こえる言葉、目に映る外見に惑わされているように思います。