《祈りに学ぶ・12手引書》

2018年3月12日

『如来の説法は病に応じて薬を投ぐ
     根器萬差なれば針灸千殊なり』弁顕密二教論

*如来の説法が多種多様であるのは、あたかも病に応じて薬を調合して
与えるようなものです。
また持って生まれた性質にそれぞれ差異があるので、針や灸の治療にも
千の異なりがあるように、人の性質に応じて教えはあるのです。

「不安や苦しみを味わっていても、必ず手引書があるのですよ!」
と言っております。
大なり小なり誰もが不安や苦しみを持っているはずです。

私も言葉を変えれば苦しみだらけですが、この言葉にいつも励まされて
お経を唱えているのです。