《祈りに学ぶ・30身体全体を》

2018年9月10日

若いとき『行』と言うのはどういうことですか?
と師匠にお聞きしたことがあります。

漢字は『行』でも、読み方が二通りあります。「おこない」と「ぎょう」です。

広辞苑で調べてもなかなか意味がわからなかったのです。
「おこない」は、やることに対する意味、意義をよく把握(理解)して行動すること。
「ぎょう」は、宗教的には、頭で考えて行動することではなく、身体に直接覚えこませること。

と理解したのです。
では、「意味を理解してお経を読むこと」は「おこない」にあたり、「意味がわからずにただ読む」
ことは「ぎょう」ですね!

『さよう!だから声を腹から出して身体全体を使って反応しなさい。』

今もって守っている『祈願護摩行』は、身体全体から出るものなのです。
やはり師匠のいうとおり身体は疲れずにいるのです。