《祈りに学ぶ・37作法①服装》

2018年10月7日

先日祈願護摩行で、「友人の住職も一緒にお護摩に参加してもいいですか?」
と言われて、当日一緒にお見えになりました。

普段着で来られるかと思っていたのですが曹洞宗僧侶の「正装」で来られたのです。
深く感銘したのです。

最近の若い人たちは、マナーや作法を嫌がる傾向にありますが、住職であっても
普段着で来られると思っていた私の間違いなのです。
「正装で」ということは、『形を決める』という意味ですので、「お不動様へのこころ」
を少しでも現す祈りの作法なのです。

普段着からよそ行きの服に着替えたとき、こころもどこかピシャッとしてくるというように
きちんとした作法で祈るとき、「こころ」もまた改まり一心称名するときの「無我の状態」
に入りやすくなるのです。

つづく