《祈りに学ぶ・39作法③正座》

2018年10月12日

懺悔文を唱え終わって、今日一日をどうする、どうしたかを少し
考えてもいいかもしれません。
要は懺悔のこころがそこにあるかどうかが問題で、毎日の懺悔の
行為こそが大切で、チリも積もれば悪業も次第に薄くなり、人格も
変わってくるのです。

次にお経を唱えるときのやり方ですが、まず姿勢が大切です。
最近の一般の人の生活では、椅子に座っての様式が多いので
正座をするのが大変かもしれませんが、やはり『正座』はものごとに
『集中』し、ある程度の『緊張感』を持続させるには重要な部分を占め
ています。

というのも正座は安定姿勢だからなのです。ふらついたり倒れたりせず
気が散りません。
背筋を伸ばし、あごを引いて姿勢を整えることで『合掌』になるのです。
つづく