《祈りに学ぶ・40作法④合掌》

2018年10月13日

姿勢を正し、両手を顎の下あたりで「合掌」します。

「合掌」がどんな印契よりも最高の形と教わったことがあります。
「合掌」は感謝のこころを表したり、祈りや、こころを集中させるときに
大きな役割を果たしてくれるのです。

また十本の指にも意味があるのです。仏教では十本の指を十の世界にたとえて
います。
地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界
と十本の指に意味があるのです。
ですから、人が死んだとき手を合掌させるのも、これから仏の世界に入って行きますという
意味があるのです。

こうした考えで、人間の「こころの中には」、この十の世界を持っているとの教えでも
あるのです。
姿勢を正し「合掌手」をすることで一つの世界に統一されることになるのです。

つづく