《祈りに学ぶ・42作法⑥真言》

2018年10月17日

お経を唱える前に威儀を正しました。
蝋燭(灯明)、線香(お香)がありましたら点けると良いと
思います。
自分の好きなお香を焚いても良いのです。型にはまることは
ありません。
『今日の疲れを癒やすのにお香でも焚いてみようかな!』
ぐらいの気持ちになれば良いのです。

弘法大師の著書に『般若心経秘鍵』(ひけん)があります。
『真言ハ不思議ナリ  観誦スレバ無明ヲ除ク』
と言っております。

「真言を唱えることに力が備わる」と解釈しても良いと思います。
真言は仏さまそのものである名前と思っても良いのです。

大きな声を上げて唱えても良いし、こころの中で唱えても良いのです。
真言はとても短いものですから誰にでも覚えられるものです。

私のお寺のご本尊は不動明王ですから、その真言は

『ノウマク サンマンダ バザラ ダンカン』

です。とても短いので覚えられるでしょう。

つづく