《祈りに学ぶ・46作法⑩自分を信じて》

2018年11月7日

自分を信じる事ができると祈りにも力が入ります。
若いとき「ひたすら読経」をしたことを思い出します。

短い真言はいつ何処ででも、口に出したり、こころの中で唱えたり
できるものです。
そして常に『お不動さま』に見守られていると信じていたのです。

受験生がお守りを頼みにくると、
『先生がつくる合格祈願のお守りより、自分でつくるのが一番頼りになりますよ!
ですから自分でお守りを作ってきて下さい!』

といいますと、誰もが驚いたように尋ねてきます。「どの様に作るのですか?」

『B-5版に自分の名前を1000字書いて持ってきなさいね!白地が残っていてはだめですよ。
しっかり書いてきて下さい。』
後日、しっかり書いてきた自分の名前を見て
『力一杯できたね!合格祈願にお不動さまのお力添えを願って上げますよ!』
と言ってお守り袋に「1000字書いてある名前の用紙」を入れてお渡しします。

もちろん受験学校名なども聞いて加持してお渡しをします。
ダメだ!といわれた入学試験もみごとに合格したのです。
自分を信じて、次に祈りを加えると見えない力が導いてくれのです。

それ以上に「自分の名前』を信じ、個性を信じて祈りを捧げたものなのです。

50年前に毛筆で書いた自分の名前のお守りは、今でも肌身離さず持ち歩いて
います。おわり