《祈り・柴燈護摩》

2017年10月4日

10月6日は満月です。稲刈りが終わった田んぼの中で
毎年恒例行事の『満月と護摩を見る』柴燈護摩を行います。1507057091188

「加持祈祷」は開祖・弘法大師の言葉で真言宗の素晴らしい
特徴です。「加持」は「修法」と言います。
「仏様の力を月にたとえ、祈る人の心を水にたとえると、
月がその姿を水面に映すのを『加』といい、水面が月光を感ずることを
『持』という」

祈る人の心が、鏡のように静かな水面ならば、満月はそのまま
美しい姿を水面に映します。
反対に祈る人の心が荒海のようならば、月の光は水面まで届いても、
水面は満月を映すことができません。
加持を受けてそのご利益をいただく心がまえを言っています。

こうした言葉を実地に感じてもらうために『満月と護摩』を田んぼの中で
行うわけです。1507057101974

あたりは真っ暗闇、迷いの中と思い、必ず光明が射すとのおもいで
お経・真言を唱えることをいたします。1507057093606

夜露も降りてとても寒いのですが、毎年参加者も多くなりました。
また、田んぼの神様を山へお送りするために龍神をお呼びしたりいたします。1507057078759