『人に学ぶ·136相性①』

2021年3月1日

人にはそれぞれの個性があり、その個性の相違によって好みも異なる。食物にしても、体質に合うものと合わないものがあり、服装にしても、体型や顔形に似合う似合わないがある。また、薬でも効く人効かない人がいるように相性はなににでもある。

これと全く同じように、人間同士の場合でも合う人合わない人の相性がある。しかし、人の場合は相性だけでなく、人格の良し悪しが大いに関係してくる。

たとえば、相性が悪くとも、お互いに人格がしっかりしていて包容力や理解力があれば、相手の気持ちをくんで相手に合わせるように努力するので、相性の悪い同士でも仲むつましくいくものである。それが逆に、いくら相性が良くても、双方がわがままなことを言ったり勝手なことをやったりすれば、長い間にはいやになってしまう。

なんといっても、相性が良く、人格の良いのがいちばんである。しかし、たいていの人は、相性の良悪と人格の良悪がお互いに絡みあっている場合が多い。いずれにしても、相性を見ていく場合は、人格の良し悪しを考え合わせていくことを忘れてはならない。

十干、十二支、九星で見ていくことができる。

········続く······