『祈りに学ぶ·110大丈夫!』

2021年4月9日

雪が降ったので予定を変更して昼から預かり祈願護摩行を。護摩堂内はマイナス2度になっていました。1000本も焚くので堂内は次第に暑くなってきます。

護摩堂に入る前、私の好きな相田みつをさんの詩を3回読むのが通例になっています。

「どうもがいてもだめなときがある 

 ただ手を合わせる以外には方法が無いときがある

 ほんとうの眼がひらくのはそのときだ」

私が窮地に追い込まれたとき、苦しくも現実をありのままに見る覚悟をしたその時、不思議にお不動さんから光がさしてきたことを忘れません。誰もいない堂内は凛とした静寂、「本日も眼がひらくようにと」こころに誓い、六大明王に深々と頭を下げて台座に上がったのです。

「この世は苦しいことばかりかも知れません。皆さん、ちゃんと苦しみを受け止めながら生きているのです。大丈夫大丈夫!やってごらんよ」