2021年5月2日
NHKテレビの「シルクロード」でタイトル·バックをはじめ全体の音楽を作曲した喜多郎さんに言わせると、シンセサイザーの音色は、すべて曼荼羅に登場する諸仏、諸尊が奏でる言葉なのだと聞いたことがあります。
同じシンセサイザー奏者の宮下富実夫さん(故人)の長野·飯綱高原実家にお邪魔して、喜多郎さんの話しから曼荼羅(マンダラ)の世界観を教えてさしあげたことがあります。
喜多郎さんの諸仏·諸尊の言葉は、シンセサイザーの音色をかりて、見えない迷路をくぐり抜けるように私たちのこころにそっと近づくのですから、宮下さんも
やって下さいね!と言ったのです。それからヒーリング音楽にますます涌き出て素晴らしい音色を聞かせてくれたのです。彼から頂いたCDはたくさんありますが、曼荼羅を前にして聴くことが好きなのです。
写真にありますように「リズム絶対主義」の本を出されたのです。当時、銀座2丁目の事務所に何回もお越しになり現実のリズムを言葉としたのです。
曼荼羅(マンダラ)の宇宙的生命観を見事に語りあかし、時空の彼方に溶け込み空海の世界にも入ってゆく。曼荼羅(マンダラ)は視覚的な模様だけではなく、色にもなるし、目に見えない音にもなると思うのです。
Infomation