『祈りに学ぶ·49祈願力』

2019年12月10日

冬行始めの「深夜行」6日間も終わり昨日からはゆとりが出来ました。

深夜0時から朝5時までは、慣れていてもつらいものですが、

そこはお不動さんが寄り添っているので、いつしか集中しているのです。

普段の護摩と違いゆっくりした流れから始まり、集中力が出たと同時に

次々に護摩木を釜に投げ入れて、火焔とともに一心に不動真言を唱えます。

「無」の境地になることが、この歳になってもなかなか出来ません。

読経中からすんなり「無」になると、あっという間に終わるのですが、

今日訪れて来た方々のことで気になることがあると、どうにかならぬものか?

と考えているのです。

お堂に入る前には、「この事、あの件」と反復してはいるのですが、

ふっと湧いた案件も出たりします。それはそれで「執着」せずに流れにまかせます。「執着」することが一番だめになるからです。

今月は「大晦日」、本堂での読経は20時から、22時30分からは護摩堂での祈願護摩です。

「除夜の鐘」を20時に打ち鳴らして本堂から始まります。

吹雪にならぬように!と。