『祈りに学ぶ·50災害札』

2019年12月11日

皆さんから頼まれるものに、私が書写する「お札」があります。

和紙に鏡面朱砂(硫化水銀)を水で溶いて書写します。

天然には辰砂(しんしや)として産しています。

凶方位に行く時に持参する、病気の全快を願い、受験に合格できる、

災害用のために、不浄のものなど多種多様のことで頼まれて書写致します。

ある大学病院の教授が

「災害に会う人と会わない人の違いは何でしょうか?」

と聞いてきたのです。

「厄年ってわかりますか?」

「女33歳男42歳と言われるものですね。」

「そうです。しかし、それは大厄のことです。各年代にもあるんです。」と、

話しがつきません。

「それでは先生にも災害用のお札を書いてあげますよ❗

それに病院ですから死者や陰気のものが付かないのを書いてあげましょう❗」

後日持参して差し上げると

「嬉しいですね❗私が思っていたのと全然違います。」

書写する時は、護摩が終わったあとすぐに書きあげるのです。

祭壇から水を下げてその水で朱砂を溶くのです。朱砂が乾くと

砂が落ちますので丁寧に包んで、再度お経をあげるのです。

来年も災害が多く発生するようです。災害御守り札を身に付けても

いいのではないかと思っています。