『祈りに学ぶ·76火光尊』

2020年7月12日

明日からの5日間は急遽特別に深夜護摩祈祷を行います。今日の祈願護摩中の

写真を見せて頂き「あれ!」と感じたのです。

密教は自然を尊びます。大きな自然である大宇宙が仏様の身体であり、

自然のなかの風や鳥や光や木や花や動物たちもが、大日如来に代わって説法

をしてくれると考えるのが真言宗です。

2月下旬から始めたコロナ感染や災害にたいしての護摩行の最終に入ります。

コロナ感染者も連日200名を越し大水害も起きています。こうしたことは年初から言っていることですが、今回は特に「災害」を目的にします。

今月に入っての祈願護摩行中には「災害除き」として皆さんに護摩を焚いておりますが、護摩中に絶えず「苦行仙のお姿」を見ております。これは火天といって

火仙、火光尊であるのです。老人で杖を持ち牛に乗ったお姿で現れています。

十二天のうち、特に八方を護る諸尊と、さらに天地を護る諸尊の修法をいたし災害から身を守るようにと祈念します。