祈り。

2017年6月9日

毎日護摩行をしていますが疲れを感じることはありません。
昨日も祈願護摩を焚いた方に《大きな声で一時間、よく声が出ますね!》
と言われました。
五大明王と愛染明王の六大明王を前にして、全身全霊をもつての祈祷には一切の
混じりはありません。
祈願の内容をイメージ意識して、自分より絶対的な力をもつものに対して、成就
を依頼して誓願するのですから。
また「自分の力のおよばぬところを認めて、強力な力に助けを求める」と言ったらいいでしょう。

自分自身の護摩を焚くとき、私は前もつてお賽銭を奉じます。
《お賽銭は欲を捨てる!》と教えられているからです。あるいは、《執着》のこころを認めて捨てる!
と言うことかもしれません。

心身を清浄に、普段の乱れるこころを落ち着かせて堂内に入って行くのです。20160517_062628