《行》

2016年7月2日

１日の夜本山に戻りました。明日からは《行》が始まります。
深夜１１時からの護摩堂での護摩行です。五大明王と愛染明王が並ぶ祭壇上の前で、預りの祈願護摩木や私自身のご本尊にたいする護摩焚きになります。

東京銀座別院での護摩焚きが約１年半ぶりに無事出来たことへの感謝とこれから始まる銀座別院での活動を祈願したいと考えています。

銀座別院では夜の護摩が焚けません。
銀座二丁目の時は護摩堂の回りが商業ビルで深夜には人がいませんので、鐘や太鼓の音出しも大丈夫でしたが、銀座四丁目は回りに住居が在りますので護摩の煙りや鳴り物には気を配ることになり、気を使う護摩ならやらないのがよいと考えたからです。

本山では全く深夜でも気を使うことはありません。鐘や太鼓も普通に鳴り護摩の煙りも気にしません。
納得する護摩が焚けるのです。時には朝日が出る時間までなることがあります。

《智恵のある者は惑わない。徳のある者は心配することがない》
と教えて頂いたことがあります。学ぶうちに単なる知識だけではなく、洞察力や判断力もついてくるものです。

深夜の護摩行から洞察力や判断力が備わったら有り難いと念じながら、一週間の護摩行が始まるのです。

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