2018年3月6日
江戸時代の観相の達人「水野南北」が『妻とは』に付いて
言っております。
昨日、その『妻』のあり方をお話ししましたので記載して
おくことにいたします。
『妻がよければ、ものは自ら熟して家は次第に盛んになる。
一家が乱れることはみな、妻から起きているのです。
というのも妻は一家の宝だからです。
内にある宝が良くなければ家は長久ならずでしょう。
また、妻がまつりごとなどをする所を政所といいます。
妻は陰にして北の位置にあり、南にある陽の夫にしたがうところから、
北の方というのです。
これはすなわち一家の心木であります。
さらに、北の方は万物生養の台であり、欠けたところがなく南陽の夫に
したがうことから御台所といわれます。
妻は陰であります。奥の方にあって、さしでがましくしないことをもって
奥方というのです。』
つづく
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