《食に学ぶ・6ニンジン白菜》

2018年11月18日

今日で本山での仕事が終わり、農業担当者と話しました。
『随分と庭の落ち葉がたまっているので、空きの畑に蒔いてくれないかな!』
前、中、奥庭の落ち葉を集めても、軽トラックに5台分は出る予定です。

人にとっての年越しは12月ですが、菜園にとって今年と来年の境目にあたるのが
11月に降る雪前の時期です。木々の葉が落ちれば堆肥づくりにも精を出し来年に
備えるのです。
「集めたらこねておきますか?」
『一回雪を当てて、それからこねたら良いかもしれない!』

雪の結晶を私は大切にしています。同じ結晶構造を持っていないからです。
こうした雪の結晶を落ち葉に含ませると栄養生長促進剤となるのです。

今月に出来た大根はとても甘く包丁で切ったときにサクッと音がします。

7月に蒔いたニンジンはこれから大きくなってきます。
11月になって肩が張ってきますと収穫です。
ニンジンの肩が露出して寒さにあたると赤茶けて痛んでしまいますので
上から土を被せていくのです。

このニンジンも早どりして天ぷらにしました。
『うまい!こんな甘いニンジンになるんだ!始めて食べました!』と
長岡君がいいます。また普通より倍近くある白菜も軽く塩を振って食べると甘く
「上手い旨い!」の連発でした。

居合わせた「ホットモット」の経営者が「昔食べたニンジンです。買いますから売って
下さい」と売買契約を結びました。
無農薬野菜は先ずは塩だけで食べても『美味しいものです』