2018年11月19日
まだ若いころ料理学校へ通っていました。今では超有名な先生ですが、
この先生の日本料理の授業はとても面白かったことを覚えています。
日本の文化は中国から伝来した『陰陽五行説』の影響を受けております。
日本料理も例外でなく、その約束事に従って、調理法や盛り付けの決まり
が生まれてきたのです。
この『陰陽五行説』は当然鍼灸指圧マッサージ師の学校で習っていたので
理解はしていたのですが、日本料理の特色を言うときに「五味、五色、五法」
であることは知りませんでした。
五味は五つの味であることは鍼灸でも同じもので、苦味、鹹味(塩辛い)酸味、
辛味、甘味の味のことです。
五色は赤、黒、青、白、黄色のことです。この「五法」がわからなかったのです。
焼く、蒸す、煮る、揚げる、生の五つの調理法であったのです。
(木ー火ー土ー金ー水)
写真は山形の食用菊(もってのほかといいます)の二杯酢です。
つづく
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