『食に学ぶ·20六味を調える❷』

2020年6月10日

「淡味」とは素材そのものが内に秘めている奥深い味わいです。

蕗にとって醸し出されるのが淡味ですので「五味」の味付けには気を使います。

東洋医学の「五行色体表」に沿うものですが「食」で五臓六腑を養って健康維持を保つものです。

しかし、こうした六味をバランスよく食べるのは本山での食生活だけであるのです。畑に野菜を採りにいき10分以内で新鮮野菜を調理できるからなのです。

東京では精神的にも緊張を強いられるので、ストレスからくる甘味や油っこいものを食べているのが現状です。また料理をする時間もないのです。

やはり自然の中での生活がいかに大切かを調理の六味で知ることができのです。